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装着変身オルタナティブ・修理完了 (仮面ライダーシリーズ、龍騎)>
メーカーでも交換在庫なしとのことで、必死こいて自力で直しました。
今回はポリカでも溶かせる、アクリル用接着剤を手に入れたので案外楽にできました。
しかし自分でいじってみると、どうも欠陥はオイルとか素材のせいだけでもないような…
ホームセンターなどで売っている、アクリル用接着剤(二塩化メチレン)と、
以前に模型店で買った溶剤も使えるホビー用注射器。
今回はこれらが役に立ちました。
肩の部品構成。
リング状の関節部品にピンを差込、
横から見ると”コ”の字をした塩ビ製の上腕で挟んでいます。
で、ピンを入れてみると亀裂がパックリ。
オイルの侵食がどうこうとか、噂される劣悪な素材とかいう以前に、
単に寸法が合ってないだけのような?
脇関節の開け閉めは、リングを挟む上腕との摩擦で保持しているので、
このピンが、こんなにキツい嵌め合いである必然性が薄く感じられます。
まずは部品の修理。
ズレないようクリップで挟み、注射器で接着剤を流し込みます。
最初は針先からポタポタ垂れてくるので、落ち着くのを待ち、
止まったらほんの少しだけ、針先から膨れた程度に接着剤を出して塗布。
写真の白い部分は接着剤で溶けてくっついた箇所です。
で、接着後にピンを入れようとしても、かなり固いです。
こんなの打ち込んだら割れそうなくらい。
というか、打ち込んだせいで製品も割れたのでしょう。
ドリルを回す際にも結構な負荷がかかりますが、
これには余裕で耐えているようなので。
3.3ミリの穴を3.5ミリドリルで拡張しました。
3.4ミリで摩擦を感じつつピンが入るくらいなのですが、
いつまた割れるとも限らないので、緩めにしました。
次は破損報告の多い太腿。
ネジ受けを接着して修繕、さらに強度確保のため、
塩ビの関節部品(赤線で囲った物)を
瞬間接着剤で接着、ネジ受けと一体化しました。
これで、ネジ受けは捻りにも引っ張りにも強くなるはずです。
ちなみに、素のままで太腿を軽く閉じるとこんな感じ。
股関節の半球部品を、太腿の塩ビ部品で挟んで保持しているのですが、
これまた猛烈に負荷がかかっています。
ネジ止め一箇所では、割れても仕方ないような…
さらに太腿を上げると負荷が増大、隙間も広がります。
で、負荷軽減のために、
120番のサンドペーパーで半球部品を削りました。
しかし、さすがポリカだけに切削に強く、
太腿の塩ビ部品を削った方がよかったような。
半球側のギザを取っちゃったんで、保持力落ちちゃったし。
なにはともあれ、組み直して修理完了。
上腕はドライヤーで軽く暖めてから嵌め込み、
太腿は軽く隙間があっても気にせず、ネジを締めすぎないよう入れました。
<まとめ>
実際いじって直してみるに、
どうも素材の強度以上の負荷が、嵌め込み部分にかかり破損したように思えます。
そういえば、同じくポリカ製の平成ミクロマンでも似たような騒動がよくありましたし
(※というか自分所有のアクロファントムもパッキリで泣きました)、
他の関節や、ネジ止め部分が崩壊したという話もあまり耳にせず、
バラしてみても、そう強い負荷がかかってるわけでもないので。
まあ実際のところ、化学的に分析したわけでもなく憶測である以上、
バンダイ公式見解?のシリコンオイル混入のせいなのかは
なんとも言えませんが。
ぶっちゃけてしまうと
こうして今は直っていても、数日後に気付いたらまたパックリ。
なんて可能性もあるわけでして…
※そのときにはキーボードを涙に濡らしつつ報告いたします。
で、サトちゃんことタイガととりあえず一枚。
これに教授のオルタナティブ・ゼロも欲しいところですが、
なんとなく誌上通販はスルーしちゃったんですよね。
このタイガも左肘が破損品(恐らく組立不良)、メーカー交換在庫は勿論なし。
うーん。自力修理か、なんとかして新しい物を買うか…
さらにオマケの素顔。
どちらも珍しく新規造型の顔ですが、
これ、短髪の中村?とショートの東條?が逆のような…
しかしヘルメットはお互いピッタリに作られてて交換不可能。
装着変身シリーズはたまに、こういう意味不明なことがありました。
- 2009/05/01(金) 20:27:44|
- TOY
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